ものづくり補助金

ものづくり補助金採択事例｜神奈川県｜測量業

【企業情報】
所在地：神奈川県
業種：測量・登記業
補助金種別：「ものづくり補助金」利用

【正式名称】
令和6年度補正予算「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」

【受給総額】
1,000万円

【活用内容】
設備投資（測量技術の高度化・自動化の導入）補助金を活用し、最新の空撮技術を活用した測量機材およびデータ処理ソフトウェアを導入。従来の人力測量と比べ、測量時間の短縮・精度向上・省人化を実現しました。

【補助金申請の背景】
本事業者は、大型施設や商業施設の測量・登記を専門とする企業であり、全国対応の測量業務を行っています。近年、大型施設の開発案件が増加し、より短期間での測量・登記業務の完了が求められるようになりました。従来の測量手法では、広範囲の測量に多大な時間と人員が必要であり、業務効率の向上が課題となっていました。そこで、補助金を活用して最新の空撮測量技術を導入することで、短期間でのデータ取得と高精度な測量を可能とし、競争力を強化しました。

【導入技術】
本事業では、測量工程の効率化・品質向上のため、以下の技術を導入しました。

最新の産業用ドローンが上空から広範囲の測量を実施。高精度な空撮技術により、地形データを効率的に取得し、短時間で精密な3Dマッピングを実現。測量業務の省人化と生産性向上に貢献する先進的なソリューション。

■高精度レーザー測量システム
・毎秒数十万点のレーザーポイントを取得し、広範囲の3D地形データを高精度で収集。
・測量工程の短縮とデータの一貫管理を実現。

■自動飛行計画対応型産業用ドローン
・自動飛行計画作成機能を備え、広域の測量業務において短時間で高精度なデータ収集が可能。
・高精度測位システム
・高精度測位技術を活用し、測量データの即時処理・共有を実現。
・非対面作業の推進により、作業員の安全確保にも寄与。

【導入後の実績】
設備導入後、以下の成果を達成しました。

・測量時間の短縮：従来50時間かかっていた作業が1時間で完了。
・データ処理の迅速化：従来30時間のデータ解析が4時間で完了。
・人的負担の軽減：非対面での作業が可能となり、作業員の安全性向上。
・精度の向上：測量精度が向上し、設計業務へのデータ提供がよりスムーズに。

【今後の展望】
本事業者は、補助金を活用した設備投資を通じて、大型施設測量のさらなる効率化を図り、新規案件の獲得を目指します。また、得られた技術とノウハウを活かし、防災測量や都市開発プロジェクトへの展開も視野に入れています。

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